もう一つの家族(お雛様物語)(2)
もう一つの家族
(お雛様物語)(2)
ある日、娘が学校の放課後倶楽部でペットボトルと折り紙で作成したお内裏様とお雛様を持って意気揚々と帰宅してきた。「すごく良いのが出来たよ、朱里ちゃんが作ったからこれで今年はお雛様飾れて良かったね、ママ。」と屈託なく無邪気に笑って喜んでいる娘に申し訳なさで一杯になり、遂に一念発起してネット上で探しまくり一揃え選択。
晴れてめでたく我が家にしかも3月3日ジャストに到着。パパが当時購入しなかったのが、どんな好みかわからないから、との事だったので、意地でも娘の意見を目いっぱい取り入れた。じゃなかったら何のためのお雛様不在期間なのかわからない。せめてもの娘へのお詫びの印。こんな経緯があって、朱里8歳の時にようやく我が家にお雛様がやってきた。
あれ、でもネットで見た感じとお顔の感じが違うみたい。。。もっと美人さんだったような?
ところが不思議。翌年、飾り付けのため再登場したお雛様、前の年よりきれいになってる気がする。。そんなことって?本当かな?今もってわからない。
このあたりからお雛様に魂が入って娘と会話するようになった。面白いな~。入らないものには全然入らないのにね。。